資さんうどんを食べてきた
関東進出のたびに大行列を生む北九州のソウルフード「資さんうどん」が千葉市に初出店。福岡で育ち、出汁文化に親しんできた筆者が子ども時代のうどんの記憶とともに「こてはし台店」を体験します。
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2026年2月26日に千葉市初出店の 資さんうどん「こてはし台店」がグランドオープンしました。 場所は千葉北IC近くで以前はガストがあった場所です。
「資さんうどん」と言えば、1976年創業の北九州のソウルフードと呼ばれるうどんチェーンです。
資さんうどんへの期待
私が福岡で小学生だったころ、奥君が転校してきました。 彼の家がうどん屋でした。その日は開店のため100円でうどんを出してると聞いて、放課後100円の握りしめて食べに行ったあのうどんの美味しさが忘れられません。
福岡のうどんは麺がふにゃふにゃで、透明感のある薄い色合いの出汁が主役です。 大阪のうどんと通じるところがあります。大阪は昆布とかつお節で出汁を作りますが、福岡はいりこ、かつお、昆布に加えてあご(トビウオ)を使うのがポイントです。
ごぼう天や丸天が乗るのも定番です。
私が住んでいたのは北九州ではないので資さんうどんを食したことはないのですが、 出汁重視の福岡スタイルで挑戦する資さんうどんには期待していました。
資さんうどんのレビュー
注文したのは、ミニかしわごぼ天うどん、たれカツ丼、ミニ黒ごまぼた餅の「選べるしあわせセット」です。 グランドオープンから約3週間後の訪問でしたが、オペレーション面ではまだ課題を感じました。
出てきたのが、これです。
家族の注文したものと比べると、ネギが入っていません。少し食してみると、出汁が手を突っ込めるくらいぬるかったのです。 あまりに酷いので、スタッフに確認すると直ぐに新しいものと差し替えていただけました。
しかし、届いたのは注文していたミニかしわごぼ天うどんでなく、ミニ肉ごぼ天うどんです。もう面倒になってそのままいただきました。
肝心の味についてです。楽しみにしていた出汁は、しょっぱい。 出汁の塩分がきつすぎます。そこに甘辛く味付けした肉の甘味がにじみ出てくるので何とも言えないゲスい味になります。 あれを美味しいと言う人もいるだろうと思いますが、私の想定していた味とは大きくかけ離れていました。 元炭坑の街である北九州と福岡では、おなじうどんでも違っていたのかも知れません。
カツ丼も名物だというので注文しましたが、「ハムかつか?」と疑うようなトンカツでなんとも残念なものでした。 多分駅でよく見かける立ち食い蕎麦のカツ丼のほうが数倍おいしいです。
唯一、ぼた餅は甘味控え目で美味しかったです。黒ごまの風味がしっかりしていて、餡の甘さも上品でした。これは資さんうどんの名物と言われるだけのことはあります。
まとめ
ということで、再訪はないでしょう。
麺中心の讃岐系の丸亀製麺・はなまるうどんという2強に対抗して、出汁重視の福岡スタイルで勝負するというので期待をしていましたが、かなりがっかりな味でした。
創業者から経営も何度か変わっているようで、2024年にすかいらーくホールディングスが買収してからのガストなどからの業態転換で急速に店舗数を伸ばしているという背景があるようです。振り返ってみると、テーブル備え付けの液晶パネルで注文するスタイルも「ガスト」そのままです。
拙速な店舗展開で味が落ちたのか、元来こういう味なのかわかりませんが、丸亀製麺・はなまるうどんと比較するものではありませんでした。
北九州と福岡では、同じ九州でもうどん文化が違うということを実感しました。
残念、資さん。